コミュニティー

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イタリア国内での仕事
2021/12/1

イタリアからは多くの優秀な若者が仕事を求めて海外に出稼ぎに出かけています。
イタリア語の教師をしている有能なイタリア人も本国に帰ると仕事が無いのです。 
先日、テレビで日本の平均収入がG7(7ヶ国)でイタリアにも追いつかれそうになっているとのことでしたので、イタリアの友人達に聞いてみましたが、格差が日本以上に大きいのかと思わせる事実が判明しました。 永遠の都ローマでも「Bar」での時給は\300~\350です。 1日7時間働いても\2,100.~\2,450.とのことです。 信じられない低い時給ですが、南イタリアの中都市に行くと更に低くなっていることを聞いて驚きました。 それでも仕事があるから良い方だと言っているのです。 月に20日間働いても\40,000.~\50,000.なのです。 ですから元気な若者はドイツ、オランダ、ベルギー、オーストリア、英国、アメリカなどにどんどんと出稼ぎに行くのです。

努力をして一流大学を卒業しても、知人のコネや偉い人の紹介が無いと仕事に就くことが出来ません。  

大学に残って研究を続けたくてもポストが空きません。 教授の定年は無いに等しいので、優秀な学生も仕事に就けず、外国へ職を探しに行くのが大半です。 日本のように就職して、すぐに正社員の資格を取ることは出来ず、試用期間、契約社員として3年間、それからようやく正社員契約が取れるといった具合です。

ですから大学を卒業しても、70%くらいの若者はバイト+契約社員をしながらの生活になります。

日本のバイト料金(時給)¥900~1,000でも彼らにとってはとても良い条件ということなのです。