「南イタリアで受けた歓迎」その1
2014/6/9
カラブリア州の田舎町出身の友達が、南イタリアを旅行するなら是非とも実家に顔を出してくれと言われました。
車の一人旅でしたので、そちらを訪問することに決めました。ようやくその町についたのですが、通りの名前がどこに表示されているのか分かりません。そこでサッカーをしている12~15歳の子供たちに聞いてみました。
東洋人の私を見るのは初めてなのか、聞いても返事が返ってきません。私のイタリア語が通じないのか、違う問いかけをしてみたところ、年長らしい子供が近づいてきて、どこに行きたいのか聞いてきました。 その家ならこの道をあと300メートル行った左側だよ!・・・と言われて安心しました。車をゆっくりその方向に進めていくと子ども達全員が車の後を追ってくるではありませんか! 何か間違ったのか・・・・
と思っていたら、訪問先の家にわざわざ客人が来たことを子ども達が知らせてくれたのです。
友人の実家にはお祖父さん(80歳)とお祖母さん(74歳)が玄関まで出てきてくれました。
16:30くらいの到着でしたが、すぐに夕食にしようということで友人の近況もそこそこにテープルにつきました。
さあ、ここからが大変豪華な心温まる歓待を受けるわけですが、その食事の量にびっくりさせられることになります。友人からはお腹を減らして、遠慮しないで沢山食べたら「お祖父さんもお祖母さんも」喜ぶから・・・・とのことでした。
前菜には魚介類のマリネ、地元野菜のフレッシュサラダ、なすのオイル漬け・・・・それぞれが美味しく、私がどんどん食べていくとお祖母さんはとても喜んでくれて、前菜についての説明をしてくれました。 当時は全くわかりませんでしたが、まさに有機栽培野菜であり、その土地で朝採れたたものを食べるという都会で生活しているものでは出来ない素晴らしい経験でした。