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カッラーラArsApuaについて 報告その②
2015/3/30

これもスタッフからのカッラーラのロカンダArs-Apuaでの報告の第二弾です。
標高が650mくらいありますので、見晴らしは抜群ですし、空気もきれいです。
皆さまの中でも「カッラーラや石彫刻」に興味のある方はどうぞご連絡下さい。
カッラーラやチンクエ・レッレへの素敵な旅を計画して差上げることが出来ます。

イタリア語会話チャオ 電話0120-291-087

カッラーラArsApuaについて   報告その②

女主人である和子さんのご主人は、彫刻家の大木達美氏です。

残念ながら、2001年にお亡くなりになっていますが、彼の作品は以外にも身近なところにあるので、皆さまの目にも触れているはずです。渋谷の109の道玄坂側。ちょうど吉野家の向かいあたりに、黒っぽい卵型のオブジェがあるのをご存じですか?「時の化石」と題された大木氏の作品です。

カッラーラは大理石の産地として有名で、かのミケランジェロも長期滞在し、作品を作るための石を吟味していたと言います。

一見、雪が降ったような白い山はすべて大理石の白ですし、足元を見ればゴロゴロ転がっている小石は大理石です。朝は石工が大理石を切り出す作業場の音で目が覚めます。

「大理石」と言えばお金持ちの象徴のような単語としか捉えていなかった小市民の私と違い、やはり芸術を志す者にとっては特別な影響を及ぼす環境なのでしょう。

安直に使われすぎてあまり好きな言葉ではないですが、間違いなく“パワースポット”です。
また、普段美術館や展覧会によく行く私ですが、もちろんそこで展示されている作品は触ることができません。ですが、渋谷の作品や、ArsApuaにある作品には触れることができます。

石の質感や温度、彫り具合など、実際に触れてみないと感じられないものもあると思うので、この機会を逃すまじと、思う存分触覚での鑑賞をしました。

これは本当に贅沢な体験でした。 改めて大木和子さんに御礼申し上げます。